最近コーヒーについての書籍を読むことが増えました。
職業柄、勉強もしなければいけないのはもちろんですが、
毎週の毎週お便りに何を書こうかと、日頃ネタを探す癖が付きつつあるのも確か。。(笑い)
同業者の方が読んでいるのも分かっています。
結構プレッシャーを感じながら書いています(笑い)
どうぞお手柔らかに(笑い)
前置きが長くなりました。
2月にパナマを訪れたときに「微細(小)気候ーマイクロクライメント」という
言葉を何度も耳にしました。
簡単に言うと、その地域(地区)だけの特徴のある気候(自然環境)のことです。
ご存じのようにコーヒーは農産物です。
ですから、土壌、肥料、気温、水などによって生育環境が変わります。
例えば、ある農園が毎年優れたコーヒー豆を生産している場合、
この微細気候が大きく関わっていることは簡単に理解出来ると思います。
身近なところでも、例えば誰々さんの田んぼで出来るお米は美味しい。
これは当然農家さんの努力もあるのですが、その田んぼを取り巻く環境
がその農産物に適しているからでしょう。
コーヒーでも同じ品種を育てているにもかかわらず、ある農園だけが美味しい
コーヒーを作ることができるということはよくあることですね。
最近の例でいえば、エチオピアのゲシャで発見された品種「ゲイシャ」は
いろいろな農園で栽培が始まっていますが、各国の農家さんは自分の農園の
気候特徴を生かして、いかに美味しく育てるかに挑戦しています。