前回は、精製(ウエットミル)のお話でした。
収穫した実を、コーヒー豆(製品)にする工程を「精製」といいます。
さて、精製が終わったら今度は乾燥行程です。ドライミルとも呼ばれる工程です。
まだ水分がたくさんのパーチメントを乾燥させるのですが、
方法は大きく分けて3つあります。
一つ目は、ドライヤーにて乾燥。
ドライヤーとは乾燥機のこと。
乾燥機に入れて乾燥させます。
↓
//www.ko-hi-koubou.com/hpgen/HPB/entries/147.html 私が行った精製工場は、このドライヤーの燃料が「薪」でした。
コーヒーの木を使っているところが多かったように記憶しています。
↓ 上から6番目
//www.ko-hi-koubou.com/hpgen/HPB/entries/56.html 二つ目は、天日干しです。
コンクリートの地面にパーチメントを広げ天日で乾燥させます。
もっとも一般的です。
↓ 上から12-13番目
//www.ko-hi-koubou.com/hpgen/HPB/entries/29.html 三つ目が、棚干しです。
メッシュの穴の空いた枠にコーヒー豆を広げて乾燥させます。
アフリカンベットとも言われます。
この棚干しは風による乾燥です。
風が吹き抜けることにより、湿気を飛ばすのですが、
水分が蒸発するときに豆の気化熱が発生します。
そのときに熱を奪うので、豆自体がとても冷たいまま乾燥していきます。
触ってみましたが、ひんやりしていました。
↓ 上から2-3番目
//www.ko-hi-koubou.com/hpgen/HPB/entries/49.html このような乾燥行程を組み合わせて行うこともあります。
(最後の水分調整を機械で行うとか)
そして、出来上がったパーチメントはしばらく寝かされ、その後最終工程へ
向かいます。
いかがです?手間が掛かっているでしょ?
この工程もコーヒー豆の品質に大きく関わっています。
農園の方達は真剣に各工程を管理していました。