コーヒー豆知識の過去分
コーヒーの品種のお話し
今回もちょっと内容が難しいです。(笑い) このお話はとっても長くなるので、だいぶ端折(はしょ)ります。 それでも長くなりますが(笑い) どうぞお付き合いを!コーヒーでも飲みながらどうぞ♪ コーヒー豆はコーヒーの木に実った果実(チェリー)の種子(種)を 精製し、生豆(なままめ)を焙煎(焙煎=ロースト)して、熱を与えて 化学変化させたものです。 今日はその大元、「品種」のお話です。簡単に書きますね。 コーヒーの木は大きく分けて2種類あります。 一つは、カネフォラ種っていうんですが、このなかの生産種のほとんどが 「ロブ種」です。この品種は環境適応が良く、高温湿潤な環境でも育ちます。 またコーヒーの木の病気「銹(さび)病」に強い品種です。 また、香りが強く液体中への味の出がよいので、缶コーヒー、インスタントコーヒーに よく使われます。カフェインが多く、味は苦みが強く。。。。。です。 もうひとつの品種が当店でも扱っている「アラビカ種」です。 原産地はエチオピアと考えれれています。 この品種は、ロブ種に比べてデリケートです。 ロブ種に比べて病気に弱く、収穫量も少なく、暑くて湿気の多いところを嫌います。 意外でしょ?コーヒーが暑いところが苦手だなんて。 ですからコーヒーの産地は標高の高いところにあるんですよ。 標高500mくらいから上で、小雨、多雨を嫌います。(わがまま?) ロブ種に負けてばかりですが、アラビカ種は味がよく一般的な飲料としてコーヒー屋で 飲まれています。 お値段はアラビカの方が高いので、時々缶コーヒーのCMで「アラビカ豆を使いました!」 なんて自慢していますね。それくらい味が違うんですよ! さらにアラビカ種の中に様々な品種があります。 お米で言うなら「コシヒカリ」「あきたこまち」「ササニシキ」等々の ようなものです。 アラビカ種の中でも「ブルボン」という品種があります。 ティピカという品種の突然変異で産まれた品種ですが、 コクがあり、マイルドで、後味の甘い品種です。 弱点は、病気に弱く、収穫量が少ないなどがあげられます。 ですので、品種改良され、現在ではブルボン100%というのはなかなか 見つけられない品種でもあります。 さて当店で、ブルボン100%の豆の一つに「ガテマラ-サンタカタリナ農園」があります。 この農園は標高1500m以上の東側斜面にコーヒーの木が植えられています。 農園主のペドロさんは「東斜面だから朝日が一番早く当たる!」と自慢していました。 2006年の2月にこの農園を訪れたのですが、朝晩は寒く、日本から持っていった フリースが役に立ちました。日中はTシャツ一枚でしたが、この寒暖の差が美味しい コーヒーを作ります。そして混じりっけ無しの100%ブルボン種です。 今年の豆はこれまでで一番良いと私は思っています。 香り、コク、舌触り、酸、甘さ、のどごし、後味、という順で口の中で変わっていきます。 後味の甘いコーヒーです。 ガテマラサンタカタリナ農園 ↓ //www.ko-hi-koubou.com/SHOP/s401.html